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【考察】ヤマノケ・テンソウメツ

ヤマノケ・テンソウメツについて考察してみます。

舞台は宮城と山形の県境

洒落怖に投稿された後の掲示板上のやり取りで、場所を尋ねられた投稿主が「宮城と山形の県境」と返答しています。

  • 宮城と山形の県境
  • 未舗装の峠道

この情報により、ネット上では田代峠ではないかと噂されています。

田代峠はミステリースポット

田代峠(たしろとうげ)とは、山形県最上郡最上町と宮城県加美郡加美町を結ぶ標高550mの峠です。

山形県道・宮城県道262号最上小野田線が通っており、未舗装、大型車通行止、冬季通行止であり、県境越えの区間は別名田代林道、ビングシ(鬢櫛)林道とも呼ばれています。

引用:田代峠 (宮城県・山形県)

この田代峠は東北最大のミステリースポットと呼ばれていて、様々な怪異現象が起こることで有名です。

UFOの地下基地?自衛隊機墜落の謎

1968年(昭和43年)1月17日、航空自衛隊松島基地所属のF86Fセイバー戦闘機が墜落しました。

田代峠にパイロットと愛機を鎮魂する慰霊碑が建立されているのですが、この事故は不可解な点が多く、墜落はUFOの仕業ではないかという噂が立ちました。

通常の墜落であれば機体は大きく破損し周囲の木々がなぎ倒されるものですが、この事故では左翼が失われたのみで他の損傷はほとんどなく、まるで垂直に上空からふんわりと落下したかのような状況で、パイロットの方も眠るように亡くなっていたのだそうです。

田代峠はUFOがよく目撃されるUFOスポットとしても有名で、田代峠の地下には宇宙人の基地があるという噂も流れています。

旧日本軍の秘密大洞窟?秘密工場の入り口

更に大きな謎もあります。

田代峠には、旧日本軍がジェット戦闘機「秋水」を製造していた施設が残されているという噂も存在するそうです。

高橋邦泰さんという人が目撃者とされていますが、詳細は以下の通りです。

山菜を採りに田代峠の奥に入った高橋邦泰さんという人が、正体不明の緑色のガスに導かれるようにして、謎の大洞窟に辿り着きます。

大洞窟の中では磁石の針がぐるぐると回転し、内壁には雑多な金属が貼り付けられており、その中には「金星発動機五十二型昭和十九年三菱航空機株式会社」と刻まれたものがあったそうです。この「金星発動機」とは、当時三菱重工が製造していた航空機用の空冷エンジンです。

そして、当時、田代峠には日本軍の秘密部隊が駐屯しており、この部隊が終戦間際までジェット戦闘機「秋水」を製造していたという噂があります。

高橋邦泰さんが迷い込んだ大洞窟こそ、この旧日本軍の秘密施設の入り口だったのではないかと噂されているのです。

引用元:UFO多発の東北ミステリーゾーン「田代峠」現地調査! 

このように、宮城県の田代峠は怪異話の多い場所として知られており、「ヤマノケ」の怪異が発生した場所もこの田代峠だったのではとの推測につながっています。

ヤマノケの正体は?

本文中で娘が「はいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれた」とぶつぶつ言っている理由について、おおよその理解の通りこのシーンは、ヤマノケという存在に憑りつかれた娘の口を通して怪異が発した言葉です。

実体を持たない怪異であるヤマノケが、娘の体に首尾よく侵入出来たことを喜んでいるのか父親にアピールしているという意見もあります。

ヤマノケは、山奥に住むとされる不思議な生き物で、人間とは異なる力を持っているとされています。このストーリーにおいても、ヤマノケは不思議な力を持っているように描かれています。

ヤマノケの正体については諸説ありますが、山奥に住む妖精や、山の神様、あるいは、山の霊などとされています。

山の神や山の霊なら理解できますが、妖精というと可憐なイメージがあるので個人的にはちょっと違うと感じます。

オカルト研究家の山口敏太郎氏によると、ヤマノケの正体が「山の妖気が凝り固まって生まれた魔物」であると推測されています。

【山口敏太郎の現代妖怪図鑑24】「ヤマノケ」山の妖気が凝り固まって生まれた魔物 | 東スポWEB
オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに、現代の“百鬼夜行絵巻”を作...

記事内でも指摘がありますが、ヤマノケは「一本だたら」という山中などに棲む一つ目で一本足の姿の妖怪と形状がよく似ているのは興味深いところです

いずれにしてもヤマノケは人間にとっては見えない存在であるとされており、その正体は謎に包まれています。

 

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